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右片マヒになり、その上失語症になり、気ばっかあせっていた頃の話です。

昭和61年11月

ある会でこんな話が出ていた。
「一週間が早くて、早くて、昨日見たと思う”連想ゲーム”を、今日 また見るようで・・・」
「”火曜サスペンス”など、毎日見ているような気がする!」
と皆んなで異口同音に話をしていた。

私も同様でマヒの為か、一日の時間が非常に短くて、「アッ」と云うまに一週間が経ってしまうのである。

年を取っている人は一日が早いと云うが、私はまだ老人には間がある。
そうは云っても、「毎日がアッという間に経ってしまう」と云う「幸せ者」の新婚さん達と同じにはいかないが、こうやって生きていることは「幸せ者」なのかも知れない。
 

が、しかし・・・。
発病した「あの日」から、たった四日、意識不明で寝ていただけなのに右片マヒになってしまったのだ。
唯 寝ていただけなのに・・・。
しかも、失語症に・・・。

寝ている間に、私の時間軸が変化したのかナ・・・。

時間軸が変化した人の話は、沢山ある。

浦島太郎は数カ月(?)竜宮城に行って帰って来たら数十年経っていたし、リップ・ヴァン・ウィンクルは山で一晩寝て帰ったら二十年経ってしまっていたのだ。
それでも、太郎やウィンクルが人の世界に戻って来た時、言葉も五体も満足で幸せに暮らしたという話である。

伝説の主人公になろうかナ・・・。

 

 

掲載した文は、原文のままで載せました。
私自身の中で、当時の私は「伝説の主人公」になってますが、今、パソコンを手中にした私はいろいろな可能性を感じています。



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最終更新日: 1999/02/27