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皆さんからのお便りをご紹介します。 |
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八島会長の挨拶から始まり、歌と軽いリズム体操を横張先生の指導で
行い、いつもの様にグループ毎の話し合いがありました。 私の参加したグループは、みな見たことのある顔ばかり、初参加は司会 の聴覚士と介護士と生徒の3人でした。私は今日で何回参加している だろう。顔なじみが増えるのは当たり前だとひとり関心していました。 自己紹介、病歴、趣味、家庭、リハビリの様子を、それぞれが話すのですが、 何回聴いていても、勉強になります。失語症の人ですから、思っていることの 何分の一かでしょう。聴いていても気になります。 初参加の人たちが、グループの司会者から紹介され、そのほとんどの人が 自分の名前を言うのがせいぜいでした。これからは本人の努力と家族の協力 が必要でしょう。ご主人が奥さんを介護する関係とその逆の関係、母親が息子 を介護する家庭、ひとつひとつが現実に進行しているのです。 |
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お昼になり、弁当が配られました。少しビールも分けてもらいます。片手でも 箸が使える人は箸を、使えない人はスプーンを用意します、と係りの人の声 がしました。女性たちが動いてくれます、ボランテア、学生です。その時間に 私はカメラを片手で撮って廻ります。あの人、この人容易に動ければ良いの ですが、そうは行きません。 「ふれあい広場合唱団」が、赤、紫の大きなネクタイをして舞台に立っています。 その数30人ぐらいでしょうか、失語症者のグループと健常者のグループに 分かれて3部合唱もあり、これにはびっくりしました。人間やれば何でも出来 るんですネ。 私が今日、最も感激したのは生のピアノ演奏が聴かれたことです。 お母さんが失語症で現在訓練中とか、その話「母と私」をしてから、ピアノの 前に着いたのです。演奏者は田村明子さん、プロのピアニストです。 「ショパン名曲集」として、@ノクターンA華麗なるワルツB英雄ポロネーズが 会場に流れました。何年ぶりに生のピアノを聴いたでしょう。パソコンから聴く 音楽とは全く違うのです。万雷の拍手がレセプションホールに響きました。 アンコールです。C別れの曲、これも知っています。いつしか私の眼には 涙がたまっていました。 ピーナツリレーが最後にあり、大会は終了になったのです。 係りのみなさん、ありがとう、ご苦労さんでした。 私は「21世紀の森と広場」を家内の押す車椅子で、家に帰りました。 2003.11.14 |
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荒井 孝二 |
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設営者:後藤卓也
設定期間:2001年3月15日〜2001年12月31日
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最終更新日: 2009/11/18