三重大会を四日市市で開催するとのことで、横浜から名古屋まで新幹線で行き、関西本線に乗り換え四日市に行くことにした。往きは関西本線の
「快速みえ」に乗ったが、車両は2両で1両目の6つ目座席まで指定席だ(?)と云う。そうなんだ。
天気は良いのだが、何とはなしにどんよりとしている。沿線の家々は油染みがついているような気がする。そうだ!四日市は工業都市だった。
一つ前の駅の桑名駅にはエスカレータやエレベータが設備されていたので、当然四日市にもあると思っていたが、何も無かった。掃除のおばちゃんがいたが、駅員は誰もいない
・・・。 改札を出ると外には大会の案内人が出迎えてくれた。
駅の前から広い中央通りが延びていた。しかし、自動車は数台駐車しているが、走っている自動車がいない。広い国道1号線を横断する交差点にも、信号で止まる車は十数台しかなかった。えらいところに、来たものだ。本当に集まっているのだろうか。
四日市市総合会館に大勢の人々が集まっていた。
この大会の特徴は「失語症会話パートナー」との融合であろう。
パートナーはSTや一般の人が、「失語症のことを理解し不自由なコミュニケーションを補いながら会話を出来る人」になって失語症の人と対等なパートナーになることを目標にしていると云う。四日市は、そう云う人が大勢いるようである。大会は盛大であった。
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例年、大会に合わせて行う全国失語症電子メールの会の「顔合わせ会」を開く。久し振りの元気な顔と顔。
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その日の内に、京都に回る。家を出る時、明日の京都の天気は「曇り、午後から雨」の予報であった。
5、6年前、南禅寺あたりの京都風の家で「ちりめん山椒」の旗を見て購入したことがある。
数年前、京都に来てまた「ちりめん山椒」を錦市場で購入したが、前に食べた味とは違いがあった。
京都では「ちりめん山椒」は各家で作る家庭の味だと旅行の読み物に書いてあるから、個人個人で「合う、合わない」はあるのだろう。何とかあの「ちりめん山椒」にまた出会いたいと思いながら「天気になって」と祈って寝る。
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翌日、祈りは通じたのか快晴。平安神宮へ参拝。
京都国立近代美術館でオルセー美術館の「ルノワール+ルノワール展」を見る。ジャンルは違うけど、親子でも天才になるらしい。
疎水の道を通りブラブラ南禅寺に行く。
若葉がすがすがしい。山門の前の石段を登る。手摺がない。石段の蹴上げが高い。踏面よりも高いような気がする。一歩、一歩、踏みしめ、落ちそうながら、妻が支えてくれて登り終えた。
山門の木の敷居は膝より高いような気がする。跨げないので、山門の柱に掴まりながら私の右足首を妻がかかえて敷居を跨がせてくれた。
敷居に腰をかけていると風がそよそよとほほをなぜてくれる。
南禅寺からバス停の南禅寺永観堂通までの道筋で「ちりめん山椒」を扱っている家があるような気がした。野村美術館沿いを通ると、色とりどりの花菖蒲が咲き誇っていた。
しかし、探している店は見当たらない。
「やっぱり、ない。記憶違いか・・・。おかしいナ・・・。」
「また、探しに来よう。」
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四条河原町の高島屋で「京・料亭わらびの里 ちりめん山椒」を買う。
美味いご飯がたべられるぞ。
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