皆さんからのお便りをご紹介します。
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在宅言語聴覚士の平澤哲哉です。
私は2002年4月より訪問を主としたコミュニケーション指導を行っています。それまで勤めていた病院でのケアについて疑問を抱き、約2年間いろいろと進めてきました。
訪問ケアはまず「自宅まで来る」という利点があります。移動能力や介助力の問題にて通院が困難な方が多いです。また、ご自宅でケアを行ないますので、利用者さんも落ち着いてできますし、部屋の中にある様々なものを会話の生きた教材として使うことができます。訓練室で使うような絵や写真などのカードを使う必要がありません。利用者さんも、受身的な消極的な態度から、自ら話題を展開しようとしたり、自分歴を自慢したくなるような品々を出してくれたりと、とてもコミュニケーションを楽しもうとする態度が伺われます。
その上、家族の人たちもコミュニケーションの輪に加わりますから、家族との会話訓練にもなります。そこで私はこの家族の意思伝達方法にアドバイスを加え、良いコミュニケーション環境づくりに努めるというわけです。
私の在宅訪問ケアにおいては、失語症者のことばの機能を回復するだけに止まらず、心理や生活などGOLの向上や社会統合を図ることを目的にしています。
地域社会に戻った失語症者の実情は、支援体制や啓蒙活動の貧困さからとても悲しい実情となっています。失語症者が生き生き生活できるのには長い期間が必要だと強く感じています。
医療保険の「在宅訪問リハビリテーション」で言語聴覚士も認められることになったということで、在宅の失語症者さんにとっては何よりの朗報と思います。制度を利用するためには、言語聴覚士はこれまで病院で行なっていた療法に一つも二つも、工夫していく必要があると思います。
最も大切なのは失語症者である前に、心ある人間と向き合っていることを忘れないということでしょうか。今後の更なる展開に期待していきたいと思います。
また、よろしくお願いします。 |
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平澤さんは、交通事故で失語症になり、その後STになり、『病院だけでは言葉は良くならない』との考えから病院勤務から在宅言語聴覚士になった方です。
これからも頑張ってください。後藤 |
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お早うございます。 STの山本です。
大変嬉しいニュースです。
医療保険の「在宅訪問リハビリテーション」で
言語聴覚士もその一員として認められることになりました。
言語聴覚障害があって通院が困難な方へのリハビリテーションはこれまで制度として認められておらず、医療機関が無償のサービスとして行っていたり
失語症友の会連合会が事業として行って下さっていたりしましたが、多くの要望が有るにも関わらず、制度が無いために非常に苦労しておられました。
制度が出来てもいきなり、日本中どこでも頼めばすぐ言語聴覚士がきてくれるというわけにはいきませんが、少なくとも利用者が「この制度を使いたい」と堂々と主張することは出来ます。
この制度を作っていただくために、多くの方の大変な努力と年月が費やされました。
感慨無量です。
他にも4月からの診療報酬改訂でST早期加算、施設基準Vの新設など、様々な変化が
あります。
詳しく知りたい方は
ヤフー検索で中央医療保険審議会資料等
(ただの中医協のページには出ていません) をご覧下さい。
ただ、膨大なページの中から探すのが大変ですが・・ |
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ありがとうございます! これからも頑張ってください。後藤 |
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朝日新聞社茂原支局の記者が、茂原地区言語障害者友の会「ひばりの会」
のことについて、自宅まで取材に来ました。 |
記事の内容
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茂原の横田 清さん
失語症の仲間を支える |
病気や事故による脳の損傷などを原因とする失語症。
昨年4月、茂原地区に誕生した言語障害者友の会「ひば
りの会」会長で、患者仲間の交流を深める運動に力を注
いでいる。
元高校の教員で現在、63歳。東金商業高校の教頭だった 90年11月、脳内出血で右手足の麻痺と失語症になった。
若いころから野球や柔道に打ち込み、町内会の野球チーム
の選手でもあった。病気と縁遠かった身に後遺症はこた |
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於香川・徳島大会(2003年9月) |
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え、 落ち込んだ。
94年、長野県で開かれた失語症者の全国大会に夫婦で
参加して、前向きな仲間の姿に接して思いは一変した。 千葉市で99年に開かれた全国大会では実行委員長を務めた。
ひばりの会の会員はいま、17人。言語聴覚士の講話を聴い
たり、体験発表やゲーム、郊外遠足などを楽しんだり。
泊まりがけの旅行や全国大会への参加も計画している。
全国失語症友の会や県域協議会の役員としての仕事や
リハビリ通院、ボランティアで教えるパソコン講師などで、
忙しい日々を送っている。
「まだ、ひとりで悩んでいる人は多いはず。プラス思考で
仲間と交流を深めましょう」と、参加者を募る。(平成16年1月27日千葉県版) |
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