失語症記念館
産経新聞夕刊(2001.4.2)の記事

−文面のみ−

|ル通した会話の楽しさを
言葉を失った人間の生き様と
自由参加パビリオンの「失語症記念館」は、横浜市在住の後藤卓也さん(63)が制作した。
46歳の働き盛りに脳内出血で倒れ、失語症と診断された。体のマヒと言語機能はかなり回復したが18年間、「言葉の不自由さ」とともに生きてきた。
出展した理由は、言葉を失った人間の生きざまを世間に知ってほしかったから。また失語症の人に「口から出す言葉はなくしても、現代にはインターネットやメールという会話手段がある」ということを、紹介し

後藤卓也さんの「失語症記念館」

たかった−という。
パビリオンでは、言語機能回復のリハビリ用ソフトも紹介されている。
「失語症になると疎外感を持つ人が増える。適切な言葉を使って意志伝達ができなくなるため、社会に背を向けてしまう。でもメールを使うといろんな人と広く接点が持てる。インターネットは、クリック操作で病気リハビリにも使える文明の利器ということも紹介したかった」と後藤さんは話してくれた。

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最終更新日: 2009/09/10