失語症記念館
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2001年11月: 5/15頁

昔は、本当に人の真似をするのが上手い子でした。少女の頃、私たち一家は父の小さな店の二階に住んでいました。ある日、家にいる時に父が二階にあがってきました。私は、お客さんでロシア人のローズさんの口調を真似して、父に話しかけました。その時、台所にいた母が「まあ、ローズさん。お元気ですか?」と言ったのです。私が話していたのにですよ。
 病気になった時、「私は真似がうまいのだから、いろいろなことを真似すれば自分の意思を伝えることができるわ。真似がうまくて本当に良かった。」と思いました。


 それに私は笑うのが大好きで、めったに深刻にはなりませんでした。きっとこういう性格も、私の助けになったのでしょう。

ボランティアの仕事
   −失語症であろうとなかろうと地域社会の役に立てる!
 失語症であっても働いたりボランティアをしたりできるのですが、ほとんど誰もこのことを知りません。私は幸運でした、だって、娘のエレンの知り合いが高齢者のデイケアの手伝いをしてはどうか、とすすめてくれたのです。
私が何にでも積極的だということをご存知でしょう<シャーリー談>。私は毎週水曜日に、家から車で10分くらい離れたロングモントに行き、高齢者のデイケアで働きました。お年寄りに付き添ってトイレに行ったり、テレビのスイッチを入れてあげたりしました。私はほとんど話せないのにですよ!12年前は、私のことばの状態は今とは全く違っていたのです。今のようには、話すことができなかったのです。
シャーリ2  デイケアの手伝いをした後に、私が住んでいるボルダ−の町のボランティアセンターに行って、書類の整理ができます<シャーリー談>、と言いました。でもその時には、ABCDというアルファベットを思い出すのが、実はまだ難しかったのです。それで、辞書からアルファベットを小さな紙に写して、ポケットに入れていました。私はボランティアセンターの紹介で、小学校の図書館で働きました。
学校の図書館、そう、そこでは歩かなくていいし、話す必要もないのです、決まった場所に座って小さなカードの整理をすればいいのです
<シャーリー談>。
 担当の言語聴覚士、クララ・ワクテルも私を励ましてくれました。ある日、クララと話している時に、私が「脳卒中になった後、

その4
その4

シャーリー
シャーリー

その6
その6


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最終更新日: 2001/11/18