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自分自身の障害に対する見方の問題
同時に自分自身の状態にも敏感になっています。
自身の言葉や身体の変化を、実際以上に大きく感じてしまっているのです。
例えば、自分の病気や、その後遺症である障害、今後の改善の見通しなどについて、楽天的になりすぎたり、反対に悲観的になりすぎたりしがちです。
極端な場合は、ご自分の病気や障害を否定したり、訓練や治療を拒否したりする時期もあります。
また、現状から逃避してしまうような様子が見えることもあります。
病気の最初の時期には、職場や家庭で、ご自分の役割が無くなってしまったとか、自分のそれまで築いてきた価値観に意味がなくなってしまったとか、もう生きがいがなくなってしまったと感じる方がほとんどです。
その結果、人生に対する意欲が無くなったり、いろいろなことに消極的になったり、家族や周囲に依存的になったりしてしまうのです。
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コミュニケーションバリヤフリーを目指して
そして、一番大きな問題は、このような状態が、病気の後もずっと長い間続いてしまうことが多いことです。
私は、言語聴覚士として、言語障害者の方のこうした問題を、訓練によって機能回復することで軽減してもらおうと努力してきました。
しかし、恥ずかしい話ですが、最近になってようやく、訓練と同じくらい、あるいはそれ以上に大切なことがあることに気づきました。
それは、こうした問題を克服してきた方々を見ると、ご家族や周囲の方々の支えが大きな役割を果たしているということです。
言語の障害によって、コミュニケーションの能力に制限がある方が、家庭や社会で、以前と同じように、役割や価値観や生きがいをみつけて生きていくためには、障害を軽減するという、いわば障害を持つ人の側の努力だけでは十分でありません。
周囲の方の、言語障害の方を受け入れようとする努力が、何よりも大きな役割を果たしていることに気づいたのです。
この考えを、言語障害を持つ方に直接接するご家族や、周囲の方々から、もっともっと、社会全体に広げていこうというのが、コミュニケーションバリヤフリーの考え方です。
では、コミュニケーションバリヤフリーを実現するには、どうしたらいいのでしょうか?
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